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2025年1月1日
■【はじめに】アジア甲子園
日本の高校野球の文化をアジアに広めようという活動があるそうです。その名も「アジア甲子園」。その第1回大会が、昨年12月にインドネシアのジャカルタで開催されました。
14歳~18歳のインドネシア球児たち8チームが5日間にわたって熱戦を繰り広げ、大いに盛り上がったそうですよ。最終日にはエキシビジョンマッチとして、U18インドネシア代表チームと、元高校球児からなる日本代表チームが対戦しましたが、これは7対5でインドネシアが勝利したそう。日本代表チームの平均年齢は不明です。
「甲子園」という言葉を、インドネシアの球児たちはどう解釈しているのでしょうね。単なる球場の名前ではないことを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。
■【今月のトピック】トラジャ コーヒー
トラジャコーヒーを飲んだこと、ありますか? 飲んだことはなくとも 「トアルコ トラジャ」とか「幻のトラジャコーヒー」などという言葉を聞いたことがあるかと思います。とはいえ、トラジャって何? トアルコって何? なぜ幻なの? と結構謎が多いのではないでしょうか。
トラジャとは、スラウェシ島中部の山岳地帯に住んでいた先住民族の一つで、「高地の人」を意味します。スラウェシ島は、ヒドラのような形をしています。ウルトラマンに出てくる怪獣のヒドラではなく、水中生物のヒドラです。ゴジラのような形をしたカリマンタン島の東に位置しています。
さて、このトラジャ族が住んでいた地域は、コーヒーの生育にたいへん適していて、17世紀ごろから、良質なコーヒー豆が盛んに栽培されていました。しかし、そのコーヒー豆を輸出して儲けていたのは宗主国であるオランダ。ヨーロッパの王侯貴族たちに、トラジャ産のコーヒーは大人気だったそうです。その後、第2次世界大戦によって農地は荒れ果て、トラジャコーヒーは絶滅したかと思われていました。
ところが、その種はトラジャ族の手によって細々と守られていました。1970年代に、日本のキーコーヒー社が現地を訪れて農地を復活させていきました。このとき名付けたブランド名が「トアルコ」です。TORAJA ARABICA COFFEE(トラジャ アラビカ コーヒー)の頭文字から名付けたそうです。
これが、幻のコーヒーと呼ばれる所以です。
トラジャ族は、独自の儀式・風習・宗教観を持っていることでも有名です。また、彼らの居住する伝統的な高床式家屋「トンコナン」はたいへん特徴のある形をしています。建材は竹で、釘を1本も使わずに建てるのだそうです。屋根の反り具合や、側面に施された装飾など、どことなく日本の神社建築にも似た荘厳さがあります。
https://www.toko-plumeria.jp/hpgen/HPB/entries/168.html
トンコナンは、トアルコ トラジャのロゴマークにもなっています。
ということで、トラジャコーヒーを飲む機会がありましたら、スラウェシ島やトンコナンを思い出してくださいね。
- 2025.07.09
- 16:13
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