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2017年8月1日

■【はじめに】我が家のプルメリアが咲きました

初めてプルメリアの苗木を買ったのは三年前。私はまだ会社勤めをしながら、ネットショップ開業に向けて計画を立て始めたころでした。プルメリアが大好きで、お店の名前に付けようとしているのだから、プルメリアのことをもっと知りたいと思って育て始めたのです。ところが、冬越しに失敗して枯らしてしまいました。 翌年、二代目を購入。勤めていた会社を辞めて、本格的に開業の準備を始めたころです。育て方を詳しく調べたり、苗木の様子をよく観察したりして、今度は冬越しにも成功! でも、その年は夏になっても花は咲きませんでした。 そして今年6月半ばに、花芽らしきものが出てきたかと思うと、どんどん膨らみ、7月半ばくらいからとうとう咲き始めました。嬉しくて写真を撮りまくったので見てくださいね!
https://www.toko-plumeria.jp/hpgen/HPB/entries/33.html


■【今月のお話し】イカットが出来上がるまで

イカットとは、主に東南アジアで生産されている織物のひとつです。織り上がった時に文様が現れるように、予め糸のところどころを染めておき、これを経糸か緯糸のどちらかに用いて織ります。糸を染める際、染めたくない部分を別の紐で縛って防染するのですが、この「縛る」を意味する「イカット(ikat)」という言葉が、織物自体の名前になったと言われています。
ところどころ斑に染めた糸を織っていくと模様が現れる?! 魔法みたいですよね? でもこれ、魔法とは程遠い、たいへん手間のかかる作業なのです。制作工程を、もう少し詳しくご紹介しますね。ここでは、斑染めの糸を緯糸として用いる場合を例に説明します。経糸には一色染めの糸を使います。

1.斑染めの準備
糸を、専用の木枠にぐるぐる巻き付けます。木枠の幅=織り上がる布の幅、というわけです。
この糸を、文様のデザインに従って適量ずつ束ねながら、染めたくない部分を紐で縛って防染します。

2.斑染め
1の糸に染色を施し、乾いたら防染していた紐をほどきます。紐で縛っていた部分は白く残ります。複数の色で染める場合は、防染と染色を繰り返します。

3.緯糸をセット
斑染めが完了した緯糸を巻き取って、杼(ひ)にセットします。杼とは、シャトルとも呼ばれ、織機の中で左右に行ったり来たりして緯糸を繰り出す装置です。

4.経糸をセット
経糸(一色に染めた糸)を綜絖(そうこう)にセットします。綜絖とは、織機の中で経糸を交互に上下させる装置です。

こうして織っていくと文様が現れていきます。といっても、文章だけではわかりづらいですよね。ショップサイトでは画像付きで紹介していますので、ぜひご覧ください! パソコンからですと動画で、スマホからですと静止画でご覧いただけます。
https://www.toko-plumeria.jp/hpgen/HPB/entries/2.html

ところで、この技法は、もともとはインド発祥だと言われています。東南アジアを初め世界各地に広まり、日本にも江戸時代に伝わったとされています。それがご存じのとおり「絣」です。絣は日本国内で独自の発展を遂げ、生産地によっても特徴がありますよね。 現在、世界各地で生産されているイカットは、前述のように、斑に染めた糸を経緯どちらか片方に用い、もう片方は無地の糸を使うのが一般的です。しかし、日本には、経緯とも斑染めの糸を用いた「経緯絣」が存在します。同様にインドネシアにも「ダブルイカット」なるものが存在します。経緯両方で文様を成す技法が受け継がれているのは、発祥の地インドを除くと、日本とインドネシアだけなのだそうです。 イカットだけでなく日本の絣の素晴らしさも、見直してみたくなりました。

店長挨拶

お立ち寄りくださいまして、ありがとうございます。
当店では、お部屋にアジアンリゾートの雰囲気を添えるテーブルウエアやインテリア小物を取り揃えています。どうぞご利用くださいませ。

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脱・プラスチック!

当店は、天然素材を原料とした商品のみを扱うことは基より、商品をお送りするときの梱包資材にも、できる限りプラスチックを使用しないよう心掛けています。

プラスチックによる海洋汚染を減らすための取り組み。それは、プラスチックごみを
「減らす(Reduce)」
「再利用する(Reuse)」
「再生産する(Recycle)」
の3Rが基本と言われています。 政府や企業に任せておくのではなく、私たち一人ひとりにできること。まず、レジ袋やプラ容器やストローなどの使い捨てプラスチックをできるだけ買わない、使わない。廃棄するときにはリサイクルゴミとして処理する。わかってるけどついうっかり、を無くす。それだけでも少しずつ改善につながります。

便利なプラスチックをやめて、ちょっと不便になってみる。地球のために本気で取り組みませんか?

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