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2017年12月1日
■【はじめに】イベントで出店しました
11月11日(土)、新宿文化センターで「踊りの祭典2017」というイベントが開催されました。インド、タイ、トルコ、ペルー、キューバなど、いろんな国の衣装を身にまとったグループが、ステージで民族音楽や民族舞踊を披露し、訪れたお客さんも国際色豊かでした。今年で9回目となるこのイベント、参加団体も年々増加しているそうです。
当店は昨年に引き続き、1Fホワイエでインドネシアの民芸品を販売させていただきました。お立ち寄りくださった方、ありがとうございました。
出店の様子は、こちらです。
https://www.toko-plumeria.jp/hpgen/HPB/entries/39.html
実はこのイベントの直前に、商品仕入れのためにバリ島に行ってきたのですが、アグン山が噴火しそうとのことでヒヤヒヤでした。そして先日とうとう噴火しましたね。空港が閉鎖されて足止めを食ってしまった旅行者も多いでしょう。現地では、観光業も農業もダメージが大きいと思います。早く収束してくれるとよいのですが・・・。
■【お知らせ】クリスマスセールを実施します!
12月8日(金)~12月24日(日)、クリスマスセールを実施いたします。全品10%オフとなりますので、ぜひこの期間にお店を覗いてみてくださいね! ホームパーティーに華を添えるアイテムや、新着商品をとり揃えて、お待ちしています。
■【今月のお話し】バリ島の民族舞踊
インドネシアには300種類以上の民族が存在し、それぞれに特有の音楽や舞踊があります。大まかに、ジョグジャカルタ様式、スラカルタ様式、スンダ様式、東ジャワ様式、バリ様式、スマトラ様式などに分類することができます。音楽や舞踊は、元々は宗教的な儀式・奉納のためのものでしたが、王宮で演じられて芸術性を高めたり、民衆の娯楽としてコミカルな要素を取り入れたりして発展してきました。収穫を祝う踊り、神に捧げる踊り、男性が女装して演じる踊りなど、多種多様な舞踊が存在します。
今回は、日本人にも馴染みがあるバリ様式の舞踊についてご紹介します。バリ舞踊は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。実際の宗教儀式としての舞踊は、寺院の奥の神聖な場で行われるため、残念ながらあまり目にする機会がありません。一方、観光客向けの舞踊は、寺院の庭先や王宮跡、レストランなどで毎日のように演じられています。「レゴンダンス」や「ケチャダンス」「バロンダンス」が特に有名で、きらびやかな衣装を身にまとい、ときには動物の着ぐるみを着て登場したり、火を焚いたりして、見る者を楽しませてくれます。ヒンズー教に基づいた叙事詩や古典物語を表している舞踊が多いのですが、長いストーリーを観賞用にぎゅっと縮めた演目がほとんどです。
ご参考までに、バリ舞踊の代表格「レゴンダンス」の一部をサイトにアップしましたのでご覧くださいね。手先の繊細な動きと、妖艶な腰つき、そして遠くからでもわかる目の動きがとっても印象的です。
↓音声がありますので、リンクをクリックする際はご注意ください!
https://www.toko-plumeria.jp/hpgen/HPB/entries/38.html
ところで、演目のあらすじを読んでみると、「王子が森で出会った姫に一目惚れして連れ去り、それが原因で戦争が始まる」とか、「兄が、弟に城と妻を横取りされると勘違いして戦いが始まる」とか、結構過激なものが多いのです。でも、これもぎゅっと縮めた結果であり、本当は深~い訳や紆余曲折があり、さらには何かの教えが込められているのでしょう。それを勉強してから舞踊を見ると、ますます面白そうですね。
また、水戸黄門的な勧善懲悪ではなく、善と悪の終わりなき戦いが続くストーリーが多いのも特徴的。その根底には、「善と悪とは、表と裏のように共存するもので、そのバランスが崩れたときに禍が起こる」という世界観があるのだそうです。
善と悪は表裏一体、か・・・。そんな風に考えると、ふーっと何かが解決していくような気がします。
- 2018.01.31
- 18:52
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