インドネシア料理

インドネシア料理を手軽に身近な食材で!

インドネシア料理に使う香辛料や調味料は、日本では手に入りにくい場合が多いですよね。それに、香辛料は生のものを石鉢ですり潰すのが本格的ですが、手間もかかるし、だいたい石鉢なんて持ってない!(笑)
そこを何とか手に入りやすい食材で代用したり、石鉢の代わりにフードプロセッサーを使ってできるだけ手間をかけずに作ってみた! というのがこちらのコーナーです。

(1)ナシ・ゴレン(Nasi Goreng)・・・インドネシア風チャーハン
(2)ガドガド(Gado-Gado)・・・温野菜サラダ
(3)サテ(Sate)・・・インドネシア風焼き鳥
(4)ソト・アヤム(Soto Ayam)・・・チキンスープ
(5)グライ・アヤム(Gulai Ayam)・・・チキンのココナッツミルク煮込み
(6)マルタバッ(Martabak)・・・春巻風の卵料理
(7)チャ・カンクン(Cah Kangkung)・・・空心菜炒め
(8)タフ・イシ(Tahu Isi)・・・豆腐の肉詰め
(9)アヤム・バカール(Ayam Bakar)・・・グリルチキン
(10)タフ・テルール(Tahu Telur)・・・豆腐入り卵焼き
(11)プルクデル・クンタン(Perkedel Kentang)・・・インドネシア風コロッケ
(12)ルンダン・テルール(Rendang Telur)・・・卵のココナッツミルク煮



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(1)ナシ・ゴレン(Nasi Goreng)・・・インドネシア風チャーハン

インドネシア料理というと真っ先に思い浮かぶのがナシ・ゴレンではないでしょうか。
「ナシ(nasi)」はご飯、「ゴレン(goreng)」は炒めたり揚げたりする調理法を意味します。

ナシゴレン

■材料:2~3人分

ご飯 ------------------------ 1合
鶏もも肉 ------------------ 100g
むきエビ ------------------- 50g
タマネギ ------------------ 1/2個
ケチャップ・マニス ------ 大さじ1  ←ウスターソースと砂糖で代用可
塩 -------------------------- 少々
コショウ -------------------- 少々
ガラスープの素 ---------- 小さじ1
炒め油 ---------------------- 少々
卵 ------------------------ 人数分

〇すり潰しておく香辛料
コリアンダー ---------- 小さじ1/2
バワン・メラ ---------------- 3個  ←タマネギ1/4個で代用可
にんにく -------------------- 1片
赤唐辛子 -------------------- 1本
生姜 ---------------------- 1/2片

〇あれば
クルプック(えびせんべい)-- 適量
フライドオニオン ----------- 適量
きゅうり ------------------- 適量
トマト --------------------- 適量

■作り方

1. 香辛料は全部まとめてフードプロセッサーにかけてすり潰しておく。
2. 目玉焼きを作っておく。
3. 鶏肉は小さめの一口大に切る。タマネギはみじん切りにする。
4. フライパンに油を熱し、鶏肉を炒め、タマネギを加えてよく炒める。
5. すり潰した香辛料を加え、香りが出るまで焦がさないように炒める。
6. むきエビを加え、火が通ったらケチャップ・マニスを加える。
7. ご飯を加えてよくまぜ、ガラスープの素、塩、コショウで味を調える。
8. 皿に盛り付けて目玉焼きをのせる。あればクルプックやフライドオニオン、きゅうり、トマトを添える。

■メモ

味付けのポイントは、インドネシア版の醤油ともいわれる「ケチャップ・マニス」。手に入らなければ、ウスターソースと砂糖で代用しちゃいましょう。
ケチャップ・マニス

バワン・メラというのは、紫色の小さいタマネギのような野菜です。
バワン・メラ

もっと手軽に作りたい方におススメなのが、この「ナシゴレンの素」。チャーハンに混ぜるだけで 簡単にナシゴレンができちゃいます。私もよくお土産に買ってきます。いろんなメーカーがありますが なんとなくいつも「AJINOMOTO」を買っちゃいます。
ナシゴレンの素

日本では、目玉焼きをのせるのが定番ですが、インドネシアでは通常のナシ・ゴレンには目玉焼きはのっていません。目玉焼きがのったものは「ナシ・ゴレン・エスティメワ」といいます。「エスティメワ(estimewa)」=スペシャル。

クルプックは、スプーンで砕いてご飯に混ぜながら食べるのがインドネシア流。やってみると癖になりますよ!

辛いのがお好きな方は「サンバル」を添えてくださいね!
サンバルは、インドネシアの食卓に欠かせない調味料で、各家庭で手作りされることが多いのですが、 もちろんスーパーでも売られています。一口にサンバルと言ってもその種類は実に様々です。
サンバル




(2)ガドガド(Gado-Gado)・・・温野菜サラダ

「ガドガド」は、野菜や豆腐をピーナッツ風味のソースで和えて食べるヘルシーな温野菜サラダです。本来は、豆腐を油で揚げてから使用するのですが、ここでは手抜きをして厚揚げを使いました。

ガドガド

■材料:2~3人分

いんげん ------------------------- 3本
ほうれん草 ----------------------- 2本
キャベツ ----------------------- 1/8個
にんじん ----------------------- 1/3本
もやし -------------------------- 50g
卵 ------------------------------- 1個
厚揚げ ------------------------- 1/4丁
炒め油 -------------------------- 適量
ケチャップ・マニス ----------- 大さじ1  ←ウスターソースと砂糖で代用可
レモン汁 ------------------------ 少々
コショウ ------------------------ 少々
熱湯 --------------------------- 50cc

〇すり潰しておく香辛料
ローストピーナッツ(薄皮付き)-- 100g
バワン・メラ --------------------- 4個  ← タマネギ1/4個で代用可
にんにく ------------------------- 1片
赤唐辛子 ------------------------- 2本
こぶみかんの葉 ------------------- 1枚
塩 ------------------------------- 少々

〇あれば
フライドオニオン ---------------- 適量
クルプック ---------------------- 適量

■作り方

1. いんげんとほうれん草は茹でて3cmに切る。キャベツとにんじんは千切りにして茹で、もやしは湯通しする。
2. 茹で卵を作る。
3. 厚揚げはオーブントースターで、少し色づくくらいに焼く。
4. 香辛料をまとめてフードプロセッサーにかける。
5. 4.に熱湯を少しずつ加えながらペースト状にする。
6. 鍋に油を熱し、5.を焦がさないように炒める。ケチャップ・マニス、レモン汁、コショウで味を調える。
7. 茹でた野菜を6.で和えて、切った厚揚げとともに皿に盛り付ける。
8.ゆで卵、クルプック、フライドオニオンを添えたら出来上がり。

■メモ

味の決め手は、ピーナッツと香辛料をすり潰して作るガドガドソース。インドネシアではトゥラシという小エビを発酵させたペースト状の調味料を加えるのですが、日本では手に入りにくいし、ちょっと癖のある味なので、省略しちゃいました。
トゥラシ

ガドガドソースを作るのがちょっと面倒という方は、一度にたくさん作って冷凍しておくと便利ですよ!
厚揚げの代わりに揚げテンペを使うとヘルシーで本格的かも!



(3)サテ(Sate)・・・インドネシア風焼き鳥

サテは、インドネシア版の焼き鳥。香辛料の利いたタレに漬け込んでから焼く、スパイシーな焼鳥です。

サテ

■材料:2~3人分

鶏もも肉 --------------------- 200g
塩 ----------------------- 大さじ1/2
サラダ油 ------------------- 大さじ1
レモン汁 ------------------- 大さじ1
こぶみかんの葉 -------------- 3~4枚
串 ---------------------------- 適量

〇すり潰しておく香辛料
赤唐辛子 ----------------------- 2本
バワン・メラ ------------------- 4個 ← タマネギ1/4個で代用可
生姜 --------------------------- 1片

■作り方

1.赤唐辛子の種を取り除く。
2.香辛料をフードプロセッサーにかけてすり潰しておく。
3.2に、塩、サラダ油、レモン汁、みじん切りにしたこぶみかんの葉を加えてよく混ぜる。
4.鶏肉を1.5cm角くらいに切り、3のタレにに30分以上浸ける。
5.鶏肉を串に刺し、タレを塗りながらグリル(できれば炭火)で焼く。

■メモ

こぶみかんの葉は、風味を出すのにぜひとも使いたいところですが、日本では生の葉はなかなか手に入りませんよね。乾燥した葉を使う場合は、刻まずにそのまま浸けタレに入れるしかなさそうです。

肉を串に刺して焼く料理は、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、フィリピンなど、東南アジアの多くに存在するようです。
鶏肉のほか、山羊肉や牛肉、豚肉のサテもあります。イスラム教徒の多いインドネシアでは、豚肉のサテはほとんど見かけません。



(4)ソト・アヤム・・・チキンスープ

「ソト(soto)」はスープ、「アヤム(ayam)」は鶏。つまり、鶏肉のスープです。野菜たっぷりのヘルシーなスープは、ダイエット向き!
本来は、鶏がらを煮てスープを取りますが、面倒なので「鶏がらスープの素」を使いますよ!

ソトアヤム

■材料:2~3人分

水 ------------------------ 400cc
炒め油 ---------------------- 少々
レモングラス ---------------- 少々
塩 -------------------------- 適量
こぶみかんの葉 --------------- 1枚
ガラスープの素 -------------- 適量
レモン ---------------------- 適量

〇スープの具
鶏むね肉 ------------------- 100g
緑豆春雨 -------------------- 20g
もやし ---------------------- 50g
キャベツ -------------------- 50g
セロリ ---------------------- 少々
フライドオニオン ------------ 少々

〇すり潰しておく香辛料
ニンニク -------------------- 少々
生姜 ------------------------ 少々
ターメリック ---------------- 少々
キャンドルナッツ ------------ 3粒 ← カシューナッツで代用可
粒コショウ ------------------ 少々

■作り方

1.香辛料をフードプロセッサーにかけてすり潰しておく。
2.鍋に水と鶏むね肉を入れて静かに煮立たせ、肉に火が通ったら火を止めて肉が冷めたら取り出す。
3.別の鍋に油を熱して1を香りが出るまで炒め、レモングラスと塩を加えてさらに炒める。
4.2のスープを注ぎ入れ、こぶみかんの葉を加えて、弱火で1時間ほど煮る。
5.鶏肉を手で細かく裂き、春雨は熱湯で硬めに戻す。もやしはさっと湯通しし、キャベツとセロリは千切りに。
6.5の具を皿にキレイに盛り付けておく。
7.4にガラスープの素を加えて味を調えたら完成。
8.好みの具を器にとり、熱々のスープを注ぐ。フライドオニオンを散らし、レモンを搾る。

■メモ

具も味付けもお好み次第で、各地域でいろんなソトアヤムがあります。インドネシアでは、これをよく白いご飯に掛けて食べるので、スープカレーみたいな感じになります。



(5)グライ・アヤム(Gulai Ayam)・・・チキンのココナッツミルク煮込み

「グライ(gulai)」はカレー風煮込みのこと、「アヤム(ayam)」は鶏です。
ココナッツミルクとスパイスでチキンを煮込んだ、インドネシア風チキンカレーです。野菜はお好みで。今回は、ナスとインゲンを使いました。とっても簡単で、バターも小麦粉も使わないのにとろーり美味しいカレーです!

グライアヤム

■材料:2~3人分

鶏もも肉 ------------------- 200g
ナス ----------------------- 2本
インゲン ------------------- 4~5本
ココナッツミルク ----------- 400g
ターメリック --------------- 少々
レモングラス --------------- 少々
塩 ------------------------- 適量
砂糖 ----------------------- 少々

〇すり潰しておく香辛料
バワン・メラ ---------------- 6個  ← タマネギ1/2個で代用可
ニンニク -------------------- 1片
生姜 ------------------------ 1片
赤唐辛子 -------------------- 2~3本


■作り方

1.香辛料をフードプロセッサーにかけてすり潰す。
2.ナスとインゲンは一口大に、鶏もも肉はぶつ切りにする。
3.鍋にココナッツミルクを入れ、1の香辛料と、ターメリック、レモングラス、塩を加えて煮立たせる。
4.3に鶏もも肉を入れ、砂糖を少々加える。
5.鶏肉が煮えたらナスとインゲンを加え、ときどきかき混ぜながらトロリとするまで煮込む。


■メモ

本場インドネシアでは、レモングラスやターメリックは、生のものを使うのですが、日本では手に入りにくいので、乾燥したものを使いました。ごはんにもパンにも合うと思います。




(6)マルタバッ(Martabak)・・・春巻風の卵料理

挽肉入りの卵を春巻きの皮に包んで焼くインドネシア風お好み焼き「マルタバッ(martabak)」です。ビールのおつまみにもぴったりですよ! インドネシアでは、屋台料理として人気です。

マルタバッ

■材料:2~3人分

春巻きの皮 ---------------- 4枚
炒め油 -------------------- 大さじ1

〇具の材料
合挽肉 -------------------- 100g
卵 ------------------------ 3個
タマネギ ------------------ 1/2個
万能ねぎ ------------------ 1本
ニンニク ------------------ 1/2片
炒め油 ------------------- 大さじ1/2

〇香辛料
コリアンダー -------------- 小さじ1/2
クミン -------------------- 少々
コショウ ------------------ 少々
塩 ------------------------ 小さじ1/2

〇ソースの材料
タマネギ ------------------ 1/8個
酢 ------------------------ 大さじ2
ケチャップ・マニス -------- 大さじ2
砂糖 ---------------------- 大さじ1/2
塩 ------------------------ 少々
水 ------------------------ 50cc


■作り方

1.タマネギは、具に使う分とソースに使う分を両方みじん切りにする。
2.ニンニクはみじん切り、万能ねぎは小口切りにする。
3.先にソースを作る。小鍋に酢を入れて沸騰させ、冷めたらその他の材料を全て入れて混ぜる。
4.次に中身。鍋に油を熱してニンニクを色づくまで炒め、香辛料と挽肉を加えてパラパラになるまで炒める。
5.4が冷めたら、タマネギ、万能ねぎ、卵を加えてよく混ぜる。
6.フライパンに多めに油をしき、春巻きの皮2枚を重ねて広げる。半焼けになったら5を半量入れ、四角く包む。
7.ときどき裏返しながらきつね色になるまで焼く。
8.油を切り、食べやすい大きさに切って皿に盛り、ソースを添える。


■メモ

春巻きの皮は2枚重ねるのがポイント。パリッとして美味しいですよ! 包みやすいように具の量は調整してください。具が余ったら、最後にフライパンに具だけ投入し、オムレツにしちゃいましょう。



(7)チャ・カンクン(Cah Kangkung)・・・空心菜炒め

インドネシア人は、空心菜が大好きなんですって。赤パプリカも加えると彩りもバッチリ。炒めるだけの超簡単料理です!

空心菜炒め

■材料:2~3人分

空心菜 -------------------- 1束
赤パプリカ --------------- 2個
生姜 --------------------- 1片
赤唐辛子 ------------------ 2~3本
ガラスープの素 ------------ 適量
炒め油 -------------------- 大さじ1
塩 ----------------------- 小さじ1/2

〇すり潰しておく香辛料
タマネギ ------------------ 1/4個
ニンニク ------------------ 1片


■作り方

1.タマネギとニンニクは、フードプロセッサーにかけるか、みじん切りにしておく。
2.空心菜は長さ5cmに切り、葉と茎を分けておく。パプリカは千切りにする。
3.生姜は薄切り、赤唐辛子は種を取って小口切りにする。
4.フライパンに油を熱し、香辛料を炒める。香りが出たら、生姜と赤唐辛子を加える。
5.空心菜はまず茎の部分を先に入れ、ややしんなりしたら葉の部分とパプリカを入れる。
6.ガラスープの素と塩で好みの味に調える。


■メモ

空心菜は、火の通りづらい茎を先に投入できるよう、分けておきます。シャキシャキ食感を失わないよう、強火ですばやく炒めるのがポイントです。辛いのが好きな方は、赤唐辛子を多めにしてくださいね。




(8)タフ・イシ(Tahu Isi)・・・豆腐の肉詰め

中国発祥の豆腐はインドネシアにも伝わって「タフ(tahu)」と呼ばれています。日本の豆腐よりちょっと硬めです。「イシ(isi)」は中身のこと。

豆腐の肉詰め

■材料:2~3人分

鶏挽肉 -------------------- 50g
豆腐 --------------------- 1丁
卵 ------------------------ 1個
フライドオニオン ---------- 大さじ1/2
小麦粉 ------------------- 大さじ1/2
塩 ------------------------ 少々
コショウ ----------------- 少々

〇サンバルの材料
赤唐辛子 ------------------ 2本
ニンニク ------------------ 1片
砂糖 --------------------- 小さじ1
酢 ----------------------- 大さじ1/2
水 ----------------------- 25cc


■作り方

1.豆腐に塩(分量外)を振り、重石をして水気を切る。
2. 水を切っている間にサンバルを作る。赤唐辛子は種を取り、ニンニクとともにフードプロセッサにかける。
3.2を小鍋に入れ、砂糖、酢、水を加えて火にかけて、少しとろみがつくまで煮る。
4.豆腐は4等分し、さらに対角線で2等分して三角形にする。詰め物ができるようにスプーンでくり抜く。
5.4でくり抜いた部分をボウルに入れ、挽肉、卵、フライドオニオン、塩、コショウ、小麦粉を混ぜる。
6.5の具を2の穴に詰め、170℃の油できつね色になるまで揚げる。
7.皿に盛り付け、サンバルを添える。


■メモ

豆腐の厚みは2~3cmになるように切り分けます。フライドオニオンは、加える前に刻んで細かくしておく方がよいかも。具は、はみ出すくらいにたっぷり詰めてくださいね。




(9)アヤム・バカール(Ayam Bakar)・・・グリルチキン

甘くて辛くて酸っぱい、ココナッツ風味の鶏肉の炙り焼き「アヤム・バカール(Ayam Bakar)」。クリスマスにもぴったりな見栄えです。

アヤム・バカール

■材料:2~3人分

鶏骨付きもも肉 ------------ 2~3本
ココナッツミルク --------- 100cc
レモン汁 ------------------ 大さじ2
砂糖 ---------------------- 大さじ1
塩 ------------------------ 適量

〇すり潰しておく香辛料
赤唐辛子 ------------------ 4本
ニンニク ------------------ 2片

■作り方

1.鶏もも肉に軽く塩をふり、250℃のオーブンできつね色になるまで焼く。
2.種を取った赤唐辛子とニンニクをフードプロセッサにかけてすり潰しておく。
3.鍋にココナッツミルクと2を入れて火にかけ、かき混ぜながら煮詰める。
4.トロっとしてきたら、レモン汁、砂糖、塩を加える。
5.鶏もも肉の片面に3のソースをたっぷり塗って、軽く焼き色が付くまで再びオーブンで焼く。
6.ひっくり返してソースを塗り、同様に焼いたらできあがり。
7.あれば生野菜と一緒に盛り付ける。

■メモ

上の写真は、ちょっと失敗して焦げちゃいました…。酸味をつけるのに、本来はタマリンドを使うのですが、日本では手に入りにくいのでレモン汁で代用しました。辛さはお好みで調節してくださいね。




(10)タフ・テルール(Tahu Telur)・・・豆腐入り卵焼き

豆腐入り卵焼き「タフ・テルール(Tahu Telur)」は、身近な食材で作れる簡単で美味しい卵料理です。上にかけるサンバルを作るのがちょっと面倒ですが、これがないとインドネシア風にならないかも?! でも、醤油をかけてもイケると思います!

タフ・テルール


■材料:2~3人分

豆腐 ---------------------- 小1丁
卵 ----------------------- 3個
もやし -------------------- 50g
水菜 ---------------------- 適量
トマト ------------------- 1/2個
塩 ------------------------ 少々
コショウ ----------------- 少々
揚げ油 ------------------- 適量

〇サンバルの材料
ローストピーナッツ ---------- 50g
赤唐辛子 ----------------- 1本
ニンニク ------------------ 1片
ケチャップ・マニス -------- 大さじ1
酢 ------------------------ 小さじ1/2
砂糖 --------------------- 小さじ1
塩 ----------------------- 少々
湯 ----------------------- 少々

■作り方

1.豆腐は、塩を振ってから重石をして水気を切る。
2.赤唐辛子は種を取る。サンバルの材料をフードプロセッサにかける。
3.もやしはさっと湯通ししておく。
4.豆腐は、厚みを4等分にスライスしたあと、1口大に切り分け、水気を拭いてから油で揚げる。
5.ボウルに卵を割り入れ、塩、コショウを加えて混ぜてから、3の豆腐を入れる。
6.フライパンに油を熱し、5を流し入れて焼く。
7.皿に盛り、水菜ともやしをのせて、サンバルをかければ出来上がり。

■メモ

豆腐は一度揚げることで、ふんわり仕上がります。甘辛のピーナツソースが癖になりますよ! ピーナッツは、ポリフェノールが豊富な薄皮ごと使ってくださいね。




(11)プルクデル・クンタン(Perkedel Kentang)・・・インドネシア風コロッケ

クンタン(kentang)はジャガイモのことです。インドネシア版コロッケ「プルクデル・クンタン(Perkedel Kentang)」は、パン粉を使わない、素朴なコロッケです。

プルクデル


■材料:2~3人分

じゃがいも ---------------- 300g
牛挽肉 ------------------- 80g
万能ねぎ ------------------ 3本
卵 ------------------------ 1/2個
タマネギ ----------------- 1/2個
小麦粉 ------------------- 適量
ナツメグ ----------------- 少々
塩 ----------------------- 小さじ1/2
コショウ ----------------- 少々
揚げ油 ------------------- 適量

■作り方

1.じゃがいもは電子レンジで5分ほど加熱して皮をむき、熱いうちに潰す。
2.みじん切りのタマネギを色づくまで炒め、挽肉を加えてさらに炒める。塩コショウで味つけする。
3.1に2を加え、万能ねぎのみじん切りと、ナツメグ、塩、コショウ、溶き卵を加えて混ぜる。
4.直径5㎝くらいの平たい丸形にまとめる。小麦粉をまぶして170℃くらいの油で揚げればできあがり。

■メモ

見た目は素朴で、ちょっとエスニック感がありますが、味はまさしくコロッケ。 サンバルを付けて食べたり、スープに入れて食べるのがインドネシア流だそうです。




(12)ルンダン・テルール(Rendang Telur)・・・卵のココナッツミルク煮

「ルンダン(Rendang)」とは、スパイス煮込みのこと、「テルール(Telur)」は卵のことです。ゆで卵を、スパイスのきいたココナッツミルクで煮込んだお料理です。

ルンダン・テルール


■材料:2~3人分

卵 ------------------------ 4個
ココナッツミルク --------- 400cc
レモングラス -------------- 1本
ターメリック ------------- 小さじ1
こぶみかんの葉 ----------- 2枚
レモン汁 ----------------- 大さじ1
ガラスープの素 ----------- 適量
塩 ----------------------- 適量

〇香辛料
赤唐辛子 ----------------- 3~4本
タマネギ ----------------- 1/2個
にんにく ----------------- 1片
生姜 --------------------- 1片
コリアンダー ------------- 小さじ1/2


■作り方

1.卵は茹でて殻をむく。
2.赤唐辛子は種を取ってみじん切り、タマネギ、ニンニク、生姜はすり下ろしておく。
3.ココナッツミルクを火にかけ、2とレモングラス、ターメリック、こぶみかんの葉を入れて数分煮込む。
4.ゆで卵とガラスープの素、塩を加え、弱火でかき混ぜながらじっくり煮込む。

■メモ

インドネシアでは、酸味付けにタマリンドやアッサム・カンディスを使いますが、日本では手に入りにくいのでレモン汁で代用しました。
ルンダンは、インドネシアを代表する料理で、地方ごとにいろいろな種類のルンダンがあります。

  • 2021.04.14
  • 16:24

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