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2024年11月1日
■【はじめに】どう変わる?
先日の衆院選では、自民党+公明党で過半数議席を獲得できない結果となりましたね。これだと法案や予算案がなかなか決まらず、国が停滞してしまうのではと心配する声もありますが・・・。
反対するばかりで建設的な策を講じられない野党、それを尻目に多数決で押し切る与党。そんな構図をずっと見せられてきましたが、これから少しずつでも、政党や会派の枠を超えて、政策ごとに是々非々の議論を行う国会に変わって行くといいなと私は思っています。
とはいえ、最終的には多数決で決めるのが民主主義。過半数を獲得するために政党間で妙なカケヒキをするのはやめて欲しいものです。
■【今月のトピック】あの黒い帽子
先月、インドネシアでは、プラボウォ・スビアント氏が大統領に就任しました。基本的に前任のジョコ氏の路線を引き継ぎ、いずれの軍事同盟にも属さない、「非同盟」の道を歩むことを表明しています。
インドネシアの歴代大統領の名前を列挙しますと、スカルノ、スハルト、ハビビ、ワヒッド、メガワティ、ユドヨノ、ジョコ。8代目の大統領となったプラボウォ氏は、スハルト氏の娘婿。副大統領となったギブラン氏は、ジョコ氏の息子です。メガワティ氏はスカルノ氏の娘。こうしてみると、インドネシアの大統領も、わりと世襲的な要素が強いのですね。
ちなみに、デヴィ夫人は、スカルノ氏の第3夫人です。
ところで、インドネシアの要人の公式な写真を見ると、必ずと言っていいほど黒い帽子を被っていますよね。あれは「ペチ」あるいは「コピア」「ソンコック」といいまして、インドネシアやマレーシアでイスラム教徒の男性が身に着ける伝統的な被り物です。つばのない楕円柱型で、頭頂部が平らなのが特徴的です。色は黒と決まっているわけではないのですが、初代大統領スカルノ氏をはじめ、インドネシア独立運動に携わった人びとが好んで黒いペチを着用したため、インドネシア民族主義の象徴ともなりました。
イスラム教徒の女性はヒジャブを身に着けて常に髪を隠していますが、男性は、正装するときや神に祈るときなどにこのペチを被って髪を隠します。髪は、隠すべきもの、とされているのですね。
髪を隠すための被り物と言えば、日本でも平安時代に身に付けられていた烏帽子がありますよね。大河ドラマ「光る君へ」の影響で今年ちょっと話題になりました。最初は「えっ、寝るときも被ってたの?」と少々奇妙に感じたものですが、烏帽子の下の「もとどり」を人に見せるのは裸になるより恥ずかしいことだったとか。
風習というのは、不思議なものですね。今も昔も、誰が決めたのかわからないルールが現れて、何故かみな真似するようになってしまうのですから。
- 2025.04.30
- 18:31
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