2021年8月1日

2021/10/31

■【はじめに】ナルハヤでヨロシク

海外渡航がままならない今、当店では、インドネシアへの発注は専らメールでのやり取りになっています。しかし片言のインドネシア語メールでは、こちらの意図を伝えるのが難しいときがあります。
たとえば、発注しても1ヶ月くらい何の音沙汰もない、なんてこともあり、さすがに不安になって「発注メール、届いてます?」ってメールすると、「これから作ります」と返事がきます。忘れていたのか、のんびりしているだけのか、はたまたコロナで休業してたのか・・・。「怒ってるわけじゃないんだけど、なんでだか教えて。そしてナルハヤでヨロシク。」と言いたいのですが、メールだとこのニュアンス、伝わらないですよね。

「お世話になります」とか「よろしくお願いします」に相当するインドネシア語って、ないんです。そういえば、英語でもなさそうですね。日本だと、ビジネスの場でこれらの挨拶を口にしない日はないですが、これは日本だけなのでしょうか。


■【今月のエッセイ】こんなオリンピックは嫌だ⁉

普段あまりスポーツ番組を見ない私でも、やはりオリンピックは見なきゃという気持ちになります。超人的な技や、奇跡のようなチームプレー、試合後にお互いを称え合ってハグをする場面などを見て涙する日々です。会場で見ることができたらどんなに素晴らしかったでしょうね。
一方で、選手のメンタルを思うと複雑な気持ちにもなります。メダルへの期待に応えなきゃというプレッシャーだけでなく、誹謗中傷を気にしてかインタビューに対するコメントも言葉の端々にまで気を遣っていて、気の毒にさえなります。

それにつけてもちょっと残念だったのが開会式・・・。
いや私も、そこそこ長く生きているせいか、オリンピックの開会式を見慣れてしまったのでしょう。コロナ禍でしかも関係者の辞任・解任が相次いで、大変だったけれど、それを払しょくするような素晴らしいものを見せてくれるに違いないと、期待が大きすぎたのかもしれません。
ボランティアの方も含め、それぞれのパフォーマーはみな素晴らしかったと思います。でも、もう少し全体的な統一感といいますか、ストーリー性みたいなものがあると良かったなあと思うのです。それに、テレビ画面上では面白くても、会場のアスリートたちからほとんど見えないようなパフォーマンスは、どうかな、と思ってしまいました。皆さんの中に、もし大会関係者の方がいらしたら、ごめんなさい。
しかし改めて考えると、これが今の日本の忖度社会や、刹那的な若者文化の表れなのかもしれない、とも思いました。

話は変わりますが、インドネシアの首都ジャカルタは、2036年のオリンピック開催地として立候補することを発表しました。15年後です。世界はどうなっているのでしょう。オリンピックもオンライン開催、もしくはバーチャル空間でアバター同士が競い合うなんてことになっているかもしれません⁉