2019年3月1日

2019/05/05

■【はじめに】新型車両、続々

先日、東京メトロ丸ノ内線に新型車両が登場しました。既に乗ったよという方もいらっしゃるのではないでしょうか。先頭車両は丸みを帯びていて、ヘッドライトはLED。丸い窓があったりして、なかなかおしゃれです。無料Wi-Fiも備わっています。そしてなんと、全車両にコンセントのあるフリースペースがあり、スマホの充電ができるそう。新幹線ではもうおなじみですが、地下鉄にまでフリーのコンセントがついたのにはちょっと驚きです。取り合いになりそうですよね。
各鉄道会社から続々と新型車両がデビューしていますよね。各社とも、機能面だけでなく居心地にもこだわっているようです。椅子の座り心地を良くしたり、車内を木目調にしたり、車内照明が朝と夜とで異なる色調にもなったりするんですって。それはそれでステキですが、混雑や遅れの方が少しでも解消されたらもっと嬉しいのですけどね・・・。


■【お知らせ】雑誌「+1リビング」に掲載されます

主婦の友社から発売されている季刊誌「+1リビング」の春号No.106(3月7日発売)に、当店の広告が掲載されることになりました! 小さな広告記事ですが、機会があったらご覧くださいませ。


■【今月のお話し】インドネシアと日本の鉄道

インドネシアで初めて鉄道が開通したのは1867年のことです。日本で、新橋-横浜間に鉄道が開通したのは1872年ですから、日本よりインドネシアの方が少し早いということになります。 日本では、機能性や快適性を重視して新型車両が次々と導入されていく傾向にありますが、そうするとまだ走れる車両がどんどんお払い箱になってしまうわけですね。そのような車両は、主に東南アジアの国々に譲渡されています。 譲渡先として特に多いのがインドネシア。都営地下鉄の車両が無償で譲渡されたのが最初だそうで、都営地下鉄側にも解体費用が節約できるメリットがあったとのこと。その後、JRなどからも(こちらは有償とのことですが)過去20年間で1000両ほどの車両がインドネシアに渡っています。

中古の鉄道車両を国外に譲渡するといっても、どこの国に対してもできるわけではありません。レールの幅など、鉄道の規格が国や地域ごとに異なっていますものね。インドネシアの鉄道のレール幅は、日本と同じところが多いのです。偶然、というわけではなく、かつて日本がインドネシアを支配していた時代に、レール幅を統一したから、という背景があります。

ところで今月下旬、首都ジャカルタ周辺に、インドネシア初の地下鉄が一部開通します。「一部」とは距離にして16Km程度だそうですが、ジョコ大統領の肝いりで2013年に開始されたプロジェクトが、ようやくと言いますか、なんとかこの時期に一部だけでも開業にこぎつけた形になります。ちなみに、4月には大統領選挙があり、ジョコ大統領は再選を狙っていらっしゃいます。

この地下鉄の建設は日本の全面支援の元に進められていますが、車両自体も日本の企業が製造し、輸出したのですって。ここは中古でなくて新車です! ネットで動画を見ましたが、車内の様子や、ドアの開閉時に鳴る音も、東京の地下鉄によく似ているような気がします。