2023年10月1日

2024/02/28

■【はじめに】小さい秋

東京は、ようやく秋らしくなってきました。
我が家のベランダに、秋明菊が可憐な花を咲かせました。あまりの猛暑だったので心配しましたが・・・。
この秋明菊は、昨年末に実家から移植したもので、亡き父が大切に育てていたものなのです。実家は今年3月に人手に渡ってしまいましたが、庭にはまだたくさんの株が残っていましたから、今頃同じように花を咲かせていることでしょう。新たな住人も楽しんでくれているといいなぁと思っています。


■【今月のエッセイ】4年ぶりのバリ島

4年ぶりにバリ島へ行ってきました。インドネシアへの入国および日本への帰国に際しては、コロナワクチン接種証明やPCR検査結果の提示などの条件もすべてなくなり、コロナ前と同じように行けるようになりました。

私はいつもウブドという街に滞在しますが、4年前と変わっていたことがいろいろありました。
まずは、交通事情。ウブドの街は信号が無く、路上駐車も横行していたため、渋滞が酷かったのです。それがかなり解消されていました。相変わらず信号は無く、車やバイクはめちゃくちゃ多いのですが、一応、流れています。運転手さんに聞いてみたら、路上駐車が禁止になり、一方通行のルールも改善されたからだそうです。

2つ目は、サッカー広場がなくなったこと。私がウブドの街を歩き回るときに目印にしていたサッカー広場が、なんと駐車場になっていました。路上駐車をせずにここに停めることになったのですね。子供たちが元気にサッカーをしたり、学校帰りにアイスクリームを食べながら木陰でおしゃべりしていた姿が消えてしまったのはちょっと寂しいですが、交通事情の改善のため仕方がなかったのでしょう。
駐車場といっても、アスファルト舗装されてしまったわけではなく草地のままでしたので、もしかするとここは臨時の駐車場で、いずれまた広場に戻すつもりなのかもしれません。

3つ目は、ウブド市場がめちゃくちゃ綺麗になっていたことです。ウブド市場と言えば、迷路のような路地に露店がひしめきあい、ドリアンの香りが漂う中、バイクの間を縫うように歩くうちに、私はかならず迷子になっていましたが、4年の間にすっかり綺麗な建物に変わっていました。店は区画内にきっちり収まり、入口には誰かの銅像まで建っているのです。

最後に、モンキーフォレストのおサルさんたちが、お行儀よくなっていたこと。自然公園「モンキーフォレスト」に棲むサルは野生ですし、敷地に囲いなどないので、自由に外を出歩きます。以前は、道を歩く観光客のサングラスを掠め取ったり、手にレジ袋を提げていると食べ物だと思って襲ってきたものです。今回はサルたちが大人しくしているので、安心して道を歩けました。どうやって手懐けたのでしょう。それとも自然とそうなったのでしょうか・・・。

というわけで、コロナ禍で観光客が激減していたからこそできることをして、回復に備えていたのが伺えました。 旅の写真をこちらにアップロードしましたので、覗いてみてくださいね。