2022年7月1日

2022/09/30

■【はじめに】マンションでも太陽光発電?!

暑いです! でも節電してください! でも熱中症にならないようにエアコンは使って! ここ数日のニュース番組はそんな呼びかけばかりですね。
それにしても、梅雨明けしたとたんにこの日射し! 肌に刺さって痛いくらいですね。まるで赤道直下のインドネシアのようです。この日射しなら、太陽光発電がたくさんできるのではないかしら。
最近は、マンションのベランダにも置けるような、ポータブルなソーラーパネルがあるそうですね。小さいものなら5万円くらいで設置できるそうです。それで、年間1万円くらい電気代が浮くそうですから、5年で元が取れる計算。私が住んでいるマンションのバルコニーは、めちゃくちゃ日当たりが良いので、もっとイケるかも?! と、皮算用をしている今日この頃です。


■【今月のトピック】インドネシアの電力事情

インドネシアでは、国営の電力会社がほぼ全土の電力供給を行っています。その90%近くが火力発電によるもので、残り10%ほどが水力発電や地熱発電、太陽光発電などです。火力発電の燃料のうち50%は石炭。日本同様、インドネシアも現状は化石燃料に頼っています。 ちなみに、現時点では原子力発電は行っていませんが、2050年ごろに原子力発電所を稼働させる計画だそうです。

インドネシアは、経済の発展に伴って電力需要も急速に増えていて、発電所の増設も進んでいます。でもその多くは石炭による火力発電所。実は、インドネシアは石炭の産出量が多く、世界一の石炭輸出国なのです。日本もインドネシアから多くの石炭を輸入しています。一方で日本はインドネシア国内の火力発電所の建設支援を行っています。持ちつ持たれつな関係ですね。

しかしながら、脱炭素化が求められる世の中になり、インドネシア国内では、日本からの石炭火力発電事業への支援に反対する声が高まってきました。というのも、インドネシアは、2030年には再生可能エネルギーの割合を50%近くまで引き上げる計画なのです。そこで、日本側も支援方法を切り替え、再生可能エネルギーによる発電技術でインドネシアの脱炭素化に貢献する取り込みが始まっているのだそう。

あと8年でそんなに変われるかしら、と思ってしまいますが、インドネシアに降り注ぐ太陽光を利用したら、それも可能なのかもしれません。