2021年10月1日

2022/01/21

■【はじめに】ようやく解除!

オリンピック、総裁選、テレビに向かってツッコんでいるうちに、気づけばもう10月。長かった緊急事態宣言もようやく解除となりました! 「解除だーっ!」と言っても一斉に走り出してはいけないのですよね? 「ここで気を抜かないでください」とパネルを掲げる都知事の姿が目に浮かびます。
油断するつもりはないですが、少しは息抜きしたいですねぇ。とりあえず、1杯だけでいいからお店で生ビールジョッキを傾けたいっ!

■【今月のトピック】インドネシアの首都移転

インドネシアの首都を、現在のジャカルタからカリマンタン島の東部へ移転する計画があることはご存知でしょうか。コロナのせいで凍結状態となっていましたが、感染状況が落ち着き始めたため、再開するようです。ジョコ大統領は自分の任期中(2024年まで)に何とか政治機能だけでも移転させ、その後も事業が継続していくようレールを敷く意向だそうです。

カリマンタン島は、英語ではボルネオ島と呼ばれています。赤道直下に位置する世界で3番目に大きな島で、インドネシア、マレーシア、ブルネイの3つの国の領土があります。 島の形はゴジラに似ていて、鬱蒼とした熱帯雨林に覆われています。怪獣映画「モスラ」で、モスラが住んでいるという架空の島「インファント島」は、この辺りの設定です。 そんなわけで、私はボルネオ島と聞くと、連想ゲームのようにゴジラとモスラが頭に浮かんでくるのです。 ちなみに新しい首都が作られるのは、ゴジラのおへそのあたり。ぜひGoogle Mapの衛星写真でズームインしてみてください! 緑ばっかりです。

そんなところになぜ? と最初は思いました。ジャワ島への人口集中や、交通渋滞、大気汚染、そして経済の地域格差の解消のため、というジョコ大統領の壮大な考えがあるのだそう。国民の63%が移転に賛成なのだそうです。広大な土地に計画的に都市を作るなんて、ちょっとワクワクしますよね。 しかし一方で、自然破壊を問題視する声も上がっており、特に絶滅危惧種に指定されているオランウータンの保護が求められているとのこと。確かにこれも大問題です・・・。自然破壊によりモスラが目覚めてしまいませんように。